【問題】

Q1:うどん、そば、ういろう、さらに饅頭、博多織、博多祇園山笠と日本発祥の満載である
福岡旧市街にある承天寺。
では、ここ承天寺で生まれた今や馴染みの習慣は?

A:立ち食いそば
B:引っ越しそば
C:年越しそば

【答え】

C:年越しそば

鎌倉時代の博多を拠点とし、宋との貿易で活躍した商人・謝国明は人々が飢えに苦しんでいた博多で貧しい人たちを大晦日に「承天寺」に集め「そばがき」を振る舞ったところ、まちが活気を取り戻したため、大晦日にそばを食べる風習が博多に定着したと言われています。

【問題】

Q2:来場者300万人を集める福岡を代表するお祭り「博多祇園山笠」。
では…博多祇園山笠がきっかけで誕生した映画のサービスは?

A:シニア割り
B:レイトショー
C:オールナイト上映

【答え】

C:オールナイト上映

博多祇園山笠の追い山は毎年7月15日午前4時59分に開始されるため、それまでの間、中洲で時間を潰す見物客が多く居酒屋や街中は酔っ払いで溢れかえっていたといいます。そこで中洲にあった福岡東宝劇場の支配人がこの光景を見て、午前4時半までに終わる映画なら客が入るのではと1951年に深夜興行に踏み切ったのが始まりです。
翌1952年から中洲の他の映画館も追随し、年1回の「山笠オールナイト」が始まりました。中洲発祥のオールナイト上映は60年代以降全国に広がったのでした。

【問題】

Q3:櫛田神社から冷泉公園の東側辺りにかつてあった博多津唐房。
これは日本初の〇〇〇〇タウンがあったところです。
では〇〇に入るのは?

A:コリアン
B:チャイナ
C:インド

【答え】

B:チャイナタウン

【解説】

櫛田神社から冷泉公園の東側辺りに「博多津唐房」と呼ばれた日本初のチャイナタウンがありました。鴻臚館での公貿易が衰退し、日宋間の正式の外交や貿易がなくなったため、中国貿易商人たちは私貿易を始め、次第に貿易の拠点である博多に住みつくようになりました。その数は1600家もあったという史料もあります。彼らは、博多の域外にも新天地を求め、11世紀後半ころから開発が進んでいた油山山麓や樋井川河口の草香江津にも中国商人が居を構えていたと見られています。

中華街で有名な長崎や横浜、神戸に先んじて、今から950余年前、博多に形成された日本最初のチャイナタウンは、13世紀後半の蒙古襲来という対外戦争による消滅まで、ほぼ200年間にわたって存在していたのです。