答え
青色
赤色
黄色
解説
赤色と言えば、信号機に象徴されるように、危険や警告を表す大切な色です。
しかし男性の20人1人は認識しづらく、特に緑の中にまぎれた赤を見つけるのがとても困難です。
そのため標識や災害時の警告が緑と赤の配色でデザインされている場合、色弱者の方は情報をうまく得ることが出来ず、デザインは全く機能していないのです。
過去、ヨーロッパのサッカーの試合で赤色と緑色のユニフォームを着ていたところ、テレビで見ていた人たちから「チームの見分けがつかないのはどういうことだ」という多くのクレームがありニュースとなりました。
よって色覚多様性に配慮されていない配色は、製品の利用や情報の理解を妨げる障害になってしまいます。
とはいえ、警告を知らせる色として一番目立つ赤色は重要な色です。
使うなという訳ではなく、赤色を使用する時には、赤に黄色を足してオレンジ寄りにすることで見やすさが改改善するなど工夫はできます。
また例えばニンテンドーDSでは、充電の残量を表すランプが昔は「黄緑と赤」だったものが、「青と赤」に変更。色のユニバーサルデザインの考え方は、日本発の素晴らしい概念ではありますが、国内でも海外でもまだまだ広がっていないのが現状です。